キュレーションサイトやまとめサイトは、そのまとめ力にもよるが、
調べものをしている時、時間短縮に役立つことも少なくない。
では、著作権は大丈夫なのだろうか?
今回は、気になる著作権について触れてみよう。
※話がそれる事もあるのでご了承ください(只今編集作業中)
今回は内容に合わせ、あえてキュレーション形式でまとめてみることにした。
キュレーションメディアとは?
キュレーションと著作権についてまとめてみた
キュレーションと著作権について、ある作業をやっていた流れのついでに、メモがてらまとめてみた。
キュレーションメディアとは?英語は格好をつけるために最近は特に好んで名称として使われるが、分かりやすくするために別の言い方で表すならば…
他人の褌(ふんどし)で相撲を取るということ。
他人の褌で相撲を取るとは?
相撲を取るには褌がなくてはならないが、自分の褌がないならやめればよいのに、他人の褌を出させてそれを使い、うまいことする意味から。他人のものを利用して、ちゃっかり自分の目的に役立てるずるさをあざけって言う。情報源: 人の褌で相撲を取る – 故事ことわざ辞典
相撲というのは自分の実力で相手に挑むものです。自分は弱いのに、強い者のふんどしをしめて、さも自分が強くなったかのように思い(また、相手に思わせ)相手に挑むのです。それによって自分が利益を得るわけですが、本当は自分はそのふんどしに見合う実力がないのです。それを、他人は冷静に見抜いているのです。だからこのことわざは、他人が誰かの振る舞いを見て、上記のように判断した時に使うものです。情報源: 「他人のふんどしで相撲をとる」の意味 – 国語 | 教えて!goo
キュレーションとは?
IT用語としては、インターネット上の情報を収集しまとめること。または収集した情報を分類し、つなぎ合わせて新しい価値を持たせて共有することを言う。
情報源: キュレーション(きゅれーしょん)とは – コトバンク
どんなものがあるのか?
代表的なキュレーションサイトには、Twitterのつぶやきをまとめる「Togetter」や、検索サービス「NAVER」が開始した「NAVERまとめ」などがある。
情報源: キュレーション(きゅれーしょん)とは – コトバンク
他にも、2CHまとめやGoogleやYahoo!など、自動的に情報を収集する検索サービスまである。
では、著作権に関してはどうなるのだろう?
キュレーションとまとめサイトの著作権について
キュレーションメディアなどのサイトの著作権については以下のような解釈がある。
他人の著作物の利用の度合いが大きい『まとめサイト』を、立法で正面から保護することに、世論の賛同が得られるかは微妙なところではないでしょうか
情報源: 「まとめサイト」は法的にグレーな存在? 弁護士が「著作権」の問題点をくわしく解説|弁護士ドットコムニュース
では、手動すら行わない自動で収集している検索結果はどうなのか?
検索エンジンはその有用性が極めて高く、著作権者に与える不利益も大きくないため、法改正で正面から適法性を認めることになりました。
情報源: 「まとめサイト」は法的にグレーな存在? 弁護士が「著作権」の問題点をくわしく解説|弁護士ドットコムニュース
ということは、著作権者に不利益ではなく、利益をもたらす場合にはokということになるのか…
たしかに検索結果の場合、集客効果を期待できる。
しかし、2chまとめなどの場合、著作権者にはメリットが無いので反発が多いといえるのかもしれない。
インターネットの規模を考えると、検索結果に表示していいか否か、キャッシュ表示をしていいか否かということを
個々のウェブサイトに関する権利者に、Googleが逐一問い合わせることは困難である。情報源:検索エンジンをめぐる著作権上の諸問題
引用されたくなければ、検索結果に出ない設定をすればいい。
そういえば、多くの人が広告を邪魔だと思っていても、Cookieの設定で消せることを知らない…
※ただし現在では精度を上げ、その人に合わせた欲しいものが表示される可能性が高くなっている
全文ネタバレをめぐっては、出版業界が“断固たる措置”をとる態勢に入ったという情報が流れ、ネタバレサイトが過去の全文ネタバレ記事を削除する動きが広がっていた。情報源:Google検索トップの全文ネタバレサイト、著作権侵害のクレームで検索結果から除外される
検索からのアクセスアップは有り難いが、検索結果に出てきては困る問題も多々ある。
ただ、この問題はGoogleがどう判断し対応するのか?
の部分が大きいといえるのではないか…
ということで、
それでは、ここで角度を変えて、チョット一息
ふとチョットした疑問が沸いたので、
最近ようやく復興してきたといえる”ものまね”の著作権はどうなるのだろう?
についても調べてみた。
ものまねの著作権について
ものまねは著作権的にはどうなるのだろうか?
著作権に基づく主張は難しいといえますが、モノマネの態様が本人の名誉を傷つけるようなものである場合には、名誉棄損として民事上、刑事上の責任を問われる可能性がありますし、本人の氏名・肖像を無断で使用し、顧客を誘引したといえる場合には、パブリシティ権の侵害にあたる可能性があります。過去に芸能事務所に無断で「○○公認」とアピールし、訴訟になったケースがあります。情報源: 無断で「モノマネ」は法律違反? | 法、納得!どっとこむ
ものまねをやる時には、それは殆どリスペクトしたものをやる場合が多いといえる。
例えばふざけたデフォルトに見えるものまね界の大御所だといえるコロッケさんでもそうだ。
ものまねで芸能関係者からのクレームをたびたび受けていたが、北島三郎が物真似の芸を認めてから以降は、他の芸能人からのクレームが来なくなったという
情報源: コロッケ (タレント) – Wikipedia
これは有名な話で、ものまねが無料で宣伝してくれている、という立ち位置になった。
今回の話には全然関係ないが、上司や近所のおじさんなど、身近な人をものまねする人がいるけど、
本人は著作権を主張できるのだろうか?
話がそれるので、閑話休題…
ということで、ものまね業界のように著作権と使用者の関係は、
持ちつ持たれつという関係が重要になってくるのかもしれない。
コピーライト©とは?
コピーライト©表記を見かけることがあると思うが、これはどのような扱いになるのだろうか。
コピーライト(Copyright)とは著作権のことで、ホームページやブログはもちろん、映画や音楽、本や漫画、絵や彫刻など、全ての作品に著作権があります。
この著作権は、年齢、性別、プロ、アマ問わず誰が作った作品にでも、自動的に発生するものですから、わざわざどこかに著作権を申請する必要はありません。
ですから、他人が作った作品を真似したりコピーする事は、絶対にしてはいけないことなのです。
情報源:[コピーライトとは?]Copyrightの意味を知ろう!※ページランク3
ブログなどでの画像やコンテンツ使用は厳しい目で見られることが多い。
引用だけでまとめられると、それが薄くなるのはネット時代の特徴なのだろうか。
有名な起業家であれ、高額な情報にしろ、アメリカで仕入れたセミナーの情報をそのまま持ってきて、
引用元は明かさず、自分の話として使われている現実もある。
ノウハウの寄せ集めもそうだ。
こうなってくると、”知らない人へ教える”というニュアンスも複雑になってくる気がした。
なぜなら、検索エンジンがやっていることが正にそうだから。
とはいえ、引用元の内容を超えず、明かさないのは別の話であり、
これはモラルに反することになるのかもしれない。
そもそも、このニュアンスやモラル自体が抽象的であり、
ニュアンスは感じた方だし、モラルは結局のところ妥当性となってしまう。
※これは、詐欺という言葉の概念にも通じるところがある。
(表現・感情・色彩などの)微妙な意味合いや色合い。また,そのわずかな差異。情報源: ニュアンスとは – Weblio辞書
モラルとは、倫理観や道徳意識のこと。世代や状況によって徐々に変化するマナーよりも普遍的な価値観を含んでいる。
公序良俗に反しない行動全般をさす。※行為の社会的妥当性のことを公序良俗という。
情報源: モラル(もらる)とは – コトバンク
ついでに、詐欺についても少しまとめでおこう。
他人を欺罔し錯誤に陥れさせ、財物を交付させるか、または、財産上不法の利益を得ることによって成立する犯罪(刑法246条)。10年以下の懲役に処せられる。
情報源: 詐欺 – Wikipedia欺罔とは、だまして人を錯誤に陥れること、または人を欺く行為を意味する。 欺罔には、積極的欺罔(虚偽の事実の表示)と、消極的欺罔(真実を告げないこと)とがある。 欺罔行為、錯誤、錯誤に基づく処分行為、詐取という因果経過を辿ると、詐欺罪が成立する。 なお、欺罔行為とは、人に向けられたものでなければならない。 情報源:欺罔とは -意味/解説/説明 | 弁護士ドットコムで法律用語をわかりやすく
民法においては、伝統的理解によると内心的効果意思と表示行為から推測される意思(表示上の効果意思)との不一致をいう。
刑法においては、主観的認識と客観的な事実又は評価との不一致をいう。情報源: 錯誤 – Wikipedia
ということで、販売者(サービスを提供しお金を受け取る側)と購入する側(お金を払う側)の不一致により生じること、
それが詐欺と呼ばれる。
人は、詐欺にあっている間は、それが真実だと信じ込んでいるため、他者の箴言に耳を貸さないばかりか、それを蔑ろにしさえする。こういった人の性質を応用して商売を行うことで莫大な利益を上げる、商才に長けた人々が世の中には存在し、世界の地下経済を支えている。彼らは詐欺師という資格の有資格者であるが、もっぱらそれを他言することはない。履歴書にも書かない。しかし、独立開業も可能な資格である。表向きは、会社員だったり、団体職員だったり、個人経営だったり、さまざまである。医師に内科医、外科医…といった専門があるように、詐欺師にもそれぞれ専門がある。命を賭けて国家転覆、一流企業破綻を狙うような一種のテロリストとも言えるような詐欺師から、小遣い稼ぎでしょーもない小芝居を演じる演劇サークル所属の詐欺師までさまざまである。
情報源: 詐欺とは (サギとは) [単語記事] – ニコニコ大百科
このように、主観が入る故、詐欺は立証しずらいので、
いつの時代になっても無くならない。
例えば、オレオレ詐欺は、分かりやすいはっきりとした詐欺である。
不審に思うことや心配に思うことがあれば、すぐに警察に連絡してください。情報源:警視庁こんな電話は振り込め詐欺!
殴られたり、自分の物を壊されるとはっきりするので、警察は動きやすい。
詐欺は民法と刑法に分かれているので、微妙な部分が出てくるのだろう。
直ぐに動いてくれない時には、消費者相談センターしかないが、いかんせん時間がかかる。
弁護士会もあるが、ややもすれば、2次被害に合う可能性すらあるのだ。
結局は、詐欺に合わない近道は、価値を上げることを他人に任せず、
「価値は自分自身で上げる」
という意識を持っておくことなのかもしれない。
ワンクリック詐欺のように、自分の意志ではなく、
自分自身では、どうやっても価値が上げられない場合には警察が動いてくれる。
とはいえ、コピーライティングスキルでは、売り込み臭さを無くし、
スムーズに購入に誘導する役割を求められる。
インターネットが普及した現在では、これまで大企業が自社のイメージを広報していた、イメージ広告に代わり、DRM(ダイレクト・レスポンス・マーケティング)のためのセールスレターにより、あたかもセールスマンが営業するのと同じように、商品・サービスを営業するコピーライティングが盛んに行われるようになりました。
情報源:はてなキーワード「コピーライティング」
ロジカルシンキング(logical thinking)とは、一貫していて筋が通っている考え方、あるいは説明の仕方のことである。
情報源: ロジカルシンキング – Wikipedia
人は、企業内においてのコスト(必要経費)的な場合をのぞけば、論理的思考では購入できない場合が多い。
その殆どが感情(衝動)で購入しているといえる。
その理由で、判断力を無くし、一貫性(読まない信じない動かない)を崩す必要が出てくる。
こうなると、自分の意志で購入したのか?
これまた微妙なニュアンスになってくる。
催眠商法(さいみんしょうほう)とは、催眠術的な手法を導入し、消費者の購買意欲を煽って商品を販売する(本来は必ずしも必要ではない製品を売り付ける)商法である。最初にこの商法を始めた団体の名にちなみSF商法(エスエフしょうほう)(由来は後述)と呼ばれたり、参加者の気分を高揚させるため無料配布物等を配る際に、希望者に「はい」「はい」と大声で挙手させることからハイハイ商法とも呼ばれる。情報源: 催眠商法 – Wikipedia
このように、これはマーケティング(購入へのスムーズな誘導)も含まれてくるが、
次の3点がおのずと必須となってくる。
- 煽り
- 気分を高揚させる
- 無料配布
裏を返せば、この三拍子が揃ったところは、
詐欺なのか?売り込み上手なのか?
判断しずらい状況だといえるだろう。
ちなみに、ネット上ではレビューやサクラなどが、この手法の完成度を高めるために使用されることが多い。
裏を返せば、生のレビューなどは、
逆に気を付ける必要もある、ということになる。
※口コミポリシーを表記してある場合を除き(日本ではまだ殆ど見かけることいはないが)
結局は、公序良俗(行為の社会的妥当性のことを公序良俗という。)に反ししているのか?になるのかもしれない。
これも、社会的妥当性が曖昧な表現ということになる…
社会的妥当性というと抽象的な表現であるが、要するに、社会的に見て、妥当とはいえない契約については、無効にしようということである。適法性の要件と似ているところがある。情報源:民法総則 契約の有効要件 社会的妥当性
これは、まとめにも通じることになるが、時代の移り変わりに応じて変化する価値観を元に、
法治国家の現代に住む私達は、新しい判例もそうだが、その多くは過去の判例を元に考えていくしかないのかもしれない。
それでは、そろそろここで、話を元に戻そう。
キュレーションの今後について
キュレーションメディアの今後についてはどうなっていくのだろうか?
実際、海外のバイラルメディアは独自コンテンツ作りに舵を切っているケースもあります。
~中略~
クラウドソーシングでも、記事の難易度が上がりますと、応募がほんと減ります。専門性が高まったり、単価が安かったりしますと、募集件数を下回る案件が増えているように思います。これはクラウドワークスさんに限ったことではないと思います。そう甘くはないわけです。
情報源: キュレーション終了のお知らせ、著作権侵害は非親告罪化で調整
まとめ
結局のところこの問題は、まだまだ発展途上の段階に過ぎないのかもしれない。
持ちつ持たれつといったところか…
サービス(service)とは、ラテン語の「servus」という語源になっており、これは「奴隷」を意味する。(また、この単語はサーブ:serve、サーバー:server、の語源でもある。)現在の英単語として「service」と言った場合は「誰かに尽くすこと」、「奉仕」 、「貢献」、「供給」、「(スポーツで)球を初めに供給すること」、「役に立つこと」、「サービス業」なども意味する。
役立つからこそ受け入れられ、利益が生まれるからこそ、無料で使用出来ることもある。
人のために尽くしお金をいただき、尽くしてくれる人へお金を払う。
これが偏ったところから、ほころび始めるのではないだろうか…
AIが脳を超えた時、未来はこれまでの一点集中吸い上げ型から、一体化へ向かう…
編集後記
今回はあえて、まとめサイトのような作り方をしてみた。
それよりも、チョットメモがてら更新するつもりが、困ったことが起きた。
タブが直ぐ溜まってしまうので、Chromeのメモリ解消のため、onetabeを入れている。
OneTab 使うとなにが便利なのかというと「Chrome ウインドウに表示されているタブ全部」を一時保存してくれるのです。
情報源: Chromeで、タブをまとめる拡張機能 OneTab が超絶便利だった件 – Qiita
これがWordpressで更新する際には困ったことに…
特に、今回のように引用しながらまとめていく作業の時に生じる問題となる。
それは、たまに設定している時間よりも、はやく保存されてしまうことがあり、
それが記事編集画面の際には悪夢を見ることに…
それは、下書き保存する時間まで戻ってしまったことだ。
つまり、やり直し…
これを解消するには、アドレスバーの横にあるonetabのマークを右クリックして
”現在のタブのURLを除外リストに追加”
としておけば解決
実は、今回の内容よりも、こちらのメモの方が重要だったりする…
【オマケ】まとめサイトの簡単な作り方
現段階では、SEO的に、完全オリジナルコンテンツよりまとめサイトの方が強い。
その理由で、まとめサイトを抜けば上位表示、という基準を持っている人もいるほどだ。
徐々に変わりつつあるかもしれないが、まだまだ根強いといえるだろう。
そこで、今回のオマケとして、
WordPressでまとめサイトを簡単に製作する方法を添えておくことにした。
これは、簡単。
管理画面のサイドバー>ツールより
”PressThis”のブックマークレットよりブックマークへ入れておくだけ。
これでスムーズにまとめサイトをWordpressで作成することが可能となる。
これだけでも独自ドメインのWordpressで作れば、SEO的にもまとめサイトより強くできるが、
実は、更に効率よく強力にアクセスアップする方法がある。
※これはここに書くような内容ではないので、ココナラで直接聞かれた方へのみお伝えしています。