腸内フローラと薬について
「腸内環境のバランスが整って健康になる」と注目を集めているのが、腸内環境を整えてくれる医薬品やサプリメントです。
腸は栄養の吸収や消化を行なうだけでなく、人間の免疫機能の7割が集中している器官で、体の浄化作用を行い免疫力を支える大切なところです。
腸内フローラを改善し、腸内環境を整えるためには食事をバランス良く食べたり運動を取り入れたりするなどいくつかの方法がありますが、最も手軽にできるのが医薬品やサプリメントの摂取です。
毎日飲むだけで腸に有効な菌を取り込むことができ、腸の中の善玉菌を増やして有害な悪玉菌をおさえることができます。
同じような善玉菌が配合されていてもサプリメントと医薬品とは違うものです。
腸内環境を整える目的や役割を持っているため効果を製品にきちんと表記できる医薬品に対し、サプリメントは特定の疾患に対しての治療効果を表記することはできません。
あくまでサプリメントは健康維持や健康増進のために利用されるものなのです。
「同じような成分だから」という安易な理由だけでサプリメントを選ばないようにしてください。
腸内フローラの薬、整腸剤について
整腸剤とは、便通を整えるための薬です。
便秘や下痢、軟便などの症状があるとき、腸内環境を整えてそれらを改善する成分が含まれています。
ほとんどの整腸剤は医薬品の中では人体に緩やかに効く部類に属し、副作用などが少なくなっています。
同じ整腸剤でも含まれている成分が異っており、医薬品としての部類や効き目も異なってくる場合があります。
自分の腸に相性の合う菌は人によって違います。
整腸剤は即効性がなくゆるやかに効いてくる薬ですので、特に副作用などが現れなければ、2週間~1カ月ほど試してみて、効き目が見られない場合、その菌は相性が合わないという可能性があるので、他の菌が含まれるものに変えて試してみましょう。
いろいろ試しても効き目が現れない場合は、医師に相談するようにしてみましょう。
体調の変化を注意深く観察してみてください。
また、整腸剤は腸内フローラ改善に役立ってくれるようですが、整腸剤による腸内環境の改善は一時的なものです。
整腸剤に含まれる生菌は、腸内で乳酸や酢酸などを作ることで悪玉菌の増殖を防ぎ、乳酸や酢酸には腸の運動を正常にし、腸内環境をよくしてお腹の不調を改善する働きもあります。
そのため、腸内フローラの菌のバランスをよくし、改善するのに役立つのですが、
もともと腸内に住み着いているものではなく口から取った乳酸菌は腸への定着が難しいとされているのです。
菌によって期間は変わりますが、いずれ排出されてしまうため、整腸剤による腸内フローラの改善は一時的なものになるのです。
整腸剤で腸内環境を整えたら、それをキープできるように腸内フローラを最適に保てるような食事や生活習慣を心がけていきたいですね。
腸内フローラの薬、サプリメントと整腸剤
腸内フローラを改善するための整腸剤やサプリメントですが、効果の高い成分が配合されているものや配合されている菌の種類が多いもの、小さな子供からお年寄りまで無理なく飲める味などの商品を選んで購入して下さい。
腸内環境を整える効果があると評判の良い医薬品やサプリメントを紹介します。
ザ・ガードコーワ整腸錠、新ビオフェルミンS、ファスコン整腸剤プラス
エビオス錠、ヤクルトBL整腸錠、太田胃散整腸薬
乳酸菌革命、ラクトフェリン、ビフィーナS
善玉菌のチカラ などがあります。
なかでもビフィーナSは、パッケージの裏面に「ビフィズス菌(ロンガム種)」は腸内フローラを良好にして、便通を改善する機能があると書かれています。このような特定の目的が期待できる胸を書くことができるのは、ビフィーナが消費者庁に届け出をだしている「機能性表示食品(届出番号A14)」だからで、これは他の乳酸菌サプリでは不可能なようです。
1包の中に「アシドフィルス菌」と「ガゼリ菌」が10億個、ビフィズス菌ロンガム種が50億個入っている旨も書かれています。
カプセル状の黄色の粒のビフィズス菌、カプセル状の白い粒の乳酸菌、乳白色の顆粒のオリゴ糖が混ざっていてます。
このカプセルはビフィーナ最大の特徴とも言っていい「ハイパープロトカプセル」で、指で潰そうとしても潰せないぐらいの硬さを持つカプセルに生きた菌を閉じ込め、被膜で完全に覆っています。
乳酸菌やビフィズス菌を耐酸性被膜の中に閉じ込めて、熱や胃酸から菌を守って生きたまま腸に届けてくれます。
ビフィーナSは、ビフィズス菌にビフィズス菌と相性の良い乳酸菌(アシドフィルス菌・ガセリ菌)をプラスしたサプリメントです。
さらにビフィズス菌の栄養となるオリゴ糖を配合して、毎日を快適に過ごすためのサポートをしてくれます。
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