ベジタリアンは栄養不足で鬱になりやすいのか?
ベジタリアンの方やこれからベジタリアンになろうか検討されている方には気になるところだと思います。
ここではその答えについてまとめてみました。
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ベジタリアンは栄養不足で鬱になりやすい。は本当か?
ベジタリアンは栄養不足で鬱になりやすいと聞いたことがあるかもしれません。
ここではその答えとしてポイントをまとめてみましょう。
ベジタリアンは栄養不足で鬱になりやすいの?についての回答
ベジタリアンは栄養不足で鬱になりやすいの?の答えを解説してまいります。
結論から言うと厳格なベジタリアンはうつ病になりやすいようです。
三大神経伝達物質で幸せ物質とも呼ばれるセロトニンは、心を安定させるのに大切な働きをしますが、
そのセロトニンはトリプトファンを原料とします。
トリプトファンは肉類、魚介類、穀類、野菜や果物とあらゆる食べ物に含まれています。
納豆と鶏のひき肉に含まれるトリプトファンの量はほぼ同じですが、
豆腐や納豆を食べるとなるとタンパク質以外の部分が 多いため、グラム当たりのトリプトファンの量は、肉の方が断然多く、摂取するには効率がいいそうです。
厳格なベジタリアンの場合、たとえ大豆を食べていたとしても必要な量の トリプトファンを摂取しにくく、うつ病になりやすいと言えるようです。
また、ベジタリアンはコレステロール、タンパク質、オメガ3脂肪酸、鉄分、亜鉛、
カルシウム、ビタミンB12が不足しがちになると言われていますが、
その中でもコレステロールやビタミンB12が不足すると鬱になりやすい、と言われているようです。
コレステロールが下がるとセロトニン受容体の機能が低下し、うつ症状を引き起こすとされています。
ビタミンB12は植物ではほとんど合成されることはなく、肉を食べないと摂取することができないため、
ビタミンB12が不足すると、鬱以外にも悪性貧血や神経障害など様々な症状が出るとされています。
栄養学的な知識を持たないでベジタリアンになることは、避けた方が良いようです。
ということですので、まずは簡単なものから試していき、学びながら徐々に慣らしていくのがベストだといえるでしょう。
わたし自身は、自炊する場合は植物性食品・乳・卵と、魚を食べるペスコ・ベジタリアン、鶏肉を食べるポーヨー・ベジタリアンです。
とはいえ知人と外食する場合はこの限りではありませんので、完全なベジタリアンではありません。