ドラゴン桜-最終回

ドラゴン桜-最終回
ドラゴン桜-最終回

TBS系日曜劇場『ドラゴン桜2』が最終回を迎え、世帯平均視聴率が20.4%、個人視聴率が13.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した。

前作で『東大専科』の生徒役だった紗栄子、小池徹平、中尾明慶が16年の時を経て同じ役柄でサプライズ出演し、終盤では山下智久が声のみの出演、新垣結衣がサプライズ出演した。前作を見ていた世代はとても懐かしく感慨深かったのではないかと思う。

何より感動したのは今作出演者の生徒たちそれぞれの素晴らしい演技だった。細田佳央太はじめ、鈴鹿央士、King & Princeの高橋海人、平手友梨奈、南沙良、加藤清志郎、志田彩良それぞれの好演にとても感動した。特に鈴鹿央士演じる藤井遼。物語序盤では東大専科の生徒たちを見下し、性格の悪さが際立ち非難されたが、人として成長していく様子を見事に演じ切っていた。そして原健太役の細田佳央太は発達障害(自閉症)という難しい役を見事に演じ切った。体重を増やし、見た目の印象をガラリと変え、見入ってしまうほどの圧倒的な演技力で大きな存在感を放っていた。脇役である“ヤンキー二人”岩井と小橋(西垣匠と西山潤)の演技も素晴らしかったと思う。序盤ネット上で生徒がクズすぎてイライラさせられるとの投稿が相次いだことは二人の演技力が素晴らしい証拠だと感じた。その後改心し、元暴走族の弁護士桜木健二(阿部寛)の“舎弟”として活躍し、終盤は練習生として東大専科に加わった。

新たな生徒たちを元暴走族の弁護士・桜木健二(阿部寛)が元教え子の弁護士・水野直美(長澤まさみ)とともに東大に合格させるために奮闘し、人として成長させ、周りの人間も変えていく様子が見事に描かれていた。最後はスカッとする逆転劇の結末で締め括られた。

東大専科の卒業式、桜木健二(阿部寛)も学園を去ることで生徒たちに渾身の言葉を贈る。水野直美(長澤まさみ)や生徒たち一人一人の泣きの演技が本物の涙に見え、感動しとても素晴らしかった。

一貫していた“大切なことは『自分の人生を生きる』ということ『ドラゴン桜2』はその意味を見事なまでに表現した素晴らしいドラマだった。



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